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2016年9月27日火曜日

研究室のモラル


集団の効率と個人の利益は相反します。集団を効率的に回そうと思えば思うほど、モラルが高ければ高いほど、その個人は不利益を被ります。モラルの低い人間に自分も合わせることが、最も賢い立ち回りです。

効率的な研究室運営には

測定機器に全員が詳しくなってメンテナンスを全員で当番制にすることや、些細な雑用を大多数でやるより、少人数でやった方が圧倒的に早く、組織として効率がいい場合が多いです。手持ち無沙汰、コミュニケーションの無駄を省く上で最適人数があるのは当然です。均等割するよりも役割分担をする方が、研究室の研究を進行することを考えれば極めて合理的です。

組織に尽くさず、逆襲を

 ここで、世渡りのうまい、悪質なフリーライダーが現れると非常に辛いです。分担された役割を牛歩でやる、放棄する、さらには、共用機器を壊して放置、消耗品を使い切って補充しない、頼まれても不機嫌・暴力に訴えて放棄する。こうしたヒトを動かすよりも、誰かフットワークの軽い人を動かしたほうが、組織は効率的に回っていきます。この結果、感度の高い人間に負荷が一極集中していきます。そして、自分が研究・勉強・睡眠・就活できる時間はどんどん減っていきます。いちど快く雑用を受け入れると、優先的に雑用が貰えるようになります。一方で、所詮、3年間少々の流動的な集団において、少々、サボった人間の評判は落ちようとも、直接的に排除できる強いヒトが集団にいなければ、一人勝ちになります。

世間では『28の法則』が有名です。

評価される仕事は2割、残りの8割はどうでもいい雑用だから、優先順位を下げる、若しくはやらないことを勧める教えです。フリーライダーは、まさにこの教えに忠実に行動しています。

絶対にフリーライドを許してはいけません。間違っても自分がやる必要のない仕事を肩代わりしないことです。集団活動の円滑な運営を止める位の強いこころをもって臨むべきです。早く割り切らねば、既成事実として担当者になり、貴重な時間を寄生されます。

頂点

化学ポータルで紹介されていた日本のトップ大学のある研究室の外部に公開されている内部文章を引用します

将来的に化学で身を立てる (お金を稼ぐ) つもりがあるのなら、プロフェッショナル (の卵) としての自覚を持つように。共通器具を使うとき、自分だけが良ければOK、という考えはその意識からは程遠いところにある。そのような態度は、いずれ誰からも相手にされなくなる結果に至ると知るべし。周りの助けを適当に得られる立ち位置を確保するのも、プロとして重要たる振る舞いです。


 研究内容や実情は分からないですし、直接あったこともない、雲の上の世界です。そして、日本において最も賢いと言われる人たちの集団の一つで、一流の研究と人材を排出しているであろう研究室です。そこで、こんな文章を書く必要があるのです。(数十年後のこの業界の行く末が暗示されている気がしてなりませんが…)

 つまるところ、モラルと研究成果は別物です。学歴や業績は,モラルや人格を保証しません。そして,社会で求められるのは業績です。保身術を心得ていないと賢いヒトに重要な時間やその他もろもろ、あなたの人生を、身ぐるみ奪われます

フリーライダーさせられない抜け目なさを身に付ける必要があります。安易に妥協していては、都合のいい奴隷であり、しまいには誰にも大切にしてもらえなくなります。


まとめ
フリーライダーの寄生を許すな。
⇒雑用を押し付けられているのは,コミニケーション能力・周囲への圧力が足りてない。
 悔しかったら権力をもって決定権をもて!
 裏で愚痴っても無意味・権力者に直訴できないなら賛同しているのと同意です。
 下手な同情心を持つと,骨の髄まですすられます


研究室は家族でも共同体でもありません。勉強するためお金を払っているのです。御恩があっての奉公です。雑用や他人の尻拭いしにきているわけではありません。そんな研究室への忠誠心はアルバイト先以下で良いのです。最低限の礼節を欠くフリーライダーやらセンセイは、逆にうまく立ち回り、潰してしまえる強かさを身に付ける勢いがあればと、周囲から大切に扱ってもらえることと思います。

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