研究室で潰れた(欝になった)後輩や先輩々を分類して見ました。主に、人間関係で潰し、潰されていくのです。人間関係は自分と相手がいて始めて成立します。あなたの立ち回りを変えるしかありません。
このブログはネガティブなワードを検索しないと出てきません。訪れてくださった貴方は、無意識に所属研究室に違和感を抱き、心身ともに危険水位にあるのではないでしょうか。研究室生活で不幸な事故が起こる前に、現状を確認し、自己修正する手助けとなれば幸いです。
1,フリーライダーに乗り潰され、過労で心身が摩耗する
✩ 雑務が特定の人間に集中します
実験系の研究室の雑用は非常に多いハズです。有機溶媒の管理、実験器具の管理、試薬の発注・データベース作成・廃棄、廃棄する溶媒の管理、溶媒の蒸留・精製、重溶媒の再生、測定機器のメンテナンス、留学生の公私にわたるお世話と多岐に渡ります。たった3行ですが、毎週100近い試薬の納品を確認して新規データベースを作成したり、洗浄用にアセトンの一斗缶を一週間に7缶使い切ったりする研究室では、一つ一つがかなり重たい業務です。加えて、教授間の縄張り争いの結果、本来は必要のなかった無駄な業務がランダムでふりかかってきます。
こうした雑務は一切やらない人と任される人に分かれ、特定の押し付けやすい人に集中します。「研究室のため」快く引き受けてしまう「研究室にとって」都合の良い人は、自分の睡眠・思考・勉強時間を削って雑用をこなします。同期は優雅に研究、趣味、就職活動を行なうなかで、日々のちまちました雑用の合間に実験をこなす…。効率的に雑務をこなすほど、次の雑務を任されます。睡眠時間が短くなり、容量が溢れ切った時点で倒れます。雑務の為に週40時間以上を犠牲にして、それでいて、同期と同量以上の実験データを出せば、いずれ過労で心身が衰弱するのは間違いないです。
2悪意あるヒトからの過剰なストレスに耐え切れない。
✩自分を守る為の闘い方を身につけるしかない…
集団の中で上手に立ち回ることが第一義です。指導教官がテーマやら、場合によっては指導する先輩を決めます。このあたりは、かなり運の要素が大きいです。『噂』では、あるドクターの下についた後輩の80%が在学中に退学届を指導教官に提出していた例があります。20%の後輩は耐え忍ぶも、結局、メンタルをやられていきました。退学届組はいずれも指導教官に握りつぶされましたが、干された人と、学部長を間に挟んでうまく立ち回ったヒトに分かれます。うまく主張して反撃できるかは、あなたのこれまでの人間力にかかっています。
ちなみに嫌われた場合、あの手この手を使ってきます。ドラフトに悪口を書いたり,誹謗中傷を流布したり、個人のPCの待ち受けをAV女優にしたり,PCのデータをいじったり、配布され個人が管理することになっている実験器具や,合成した試薬を勝手に使ったりしてきます。さらにタチが悪いのが、帰属意識を煽って暗示や刷り込みをかけて、行動を操ろうとします。暗示系は想像以上にやばいです。ネタなんかではありません(いずれ詳しく記します)。
「全体のバランス・雰囲気を考えたら貴方に雑用をやってもらわないと…」
「就活中に実験しない奴は就職失敗する若しくは大成しないから」
「修士で就職すると自分の好きなことができないよ,博士ならできる」
「妥協する人生なら死んだほうがマシじゃない」etc...
気がついたら意思決定の根本を失います。自分で考えれなくなります。
「A君は卒業まで潰せなかった,Bさんはいずれ潰す」等々と明言した方もいますから悪意以外の何物でもないデスね
冷静にここ一ヶ月を振り返ってみてください。
サーカスでは条件付けされた家畜が芸をしてますが、あなたも条件付けされていませんか?
実験しないことに罪悪感を感じてませんか?
待機室で落ち着いてデスクワークできますか?
長期休暇で研究を忘れてリラックスできていますか?
休日に研究以外のことに熱中できていますか?
実験をしたときに変な興奮を感じていませんか?
研究者の卵から家畜に羽化してしまったら,
M・D・PD…と,決して抜け出せない依存症の深みに沈んでいきます…
誤魔化し、偽り続けて続けて取り返しがつかなく前に、行動を変えるなら、今です。
ポジティブに考えれば考えるほど、傷は深く一生ものになっていきますから...
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