このブログに訪れた、研究室生活で長年、苦悩を抱え、苦しみ、なんとかしてその状況から抜け出したい、と切実に願っている方々のヒントになればと思います。恥を偲んで、大学で欝にならない、なったら改善のきっかけになった思考法を記します。
(※あくまで一個人の経験に基づく見解に過ぎません。)
①まずは十分に寝て、落ち着く
まず、睡眠時間と休息を十分に取りましょう。まずはそこからです。不思議なことに、切羽詰って疲れれば疲れるほど、睡眠は浅く短くなります。もともと過酷な研究室生活で、中長期に渡って数時間の睡眠時間で頑張っていたのではありませんか。その上で、首や肩の強張りや凝り、寝つきが悪くなり、起床予定時間前に目覚めでしまう。ときには、就寝できず1日徹夜すると却って次の日調子がよくなる。こうした兆候は過労の初期症状でした。手遅れになる前に医者に行って、書状に合わせて薬をいただくなど相談してください。
以下のような症状が出ていたら、まず休むべきです
- 平日と休日の睡眠時間の差が2時間以上(睡眠の負債)
- 朝,遅刻しそうになる・若しくは遅刻する
- 実験していないと落ち着かない・テンション上がる
- 固有名称が出てこなくなる(記憶力と思考力が低下する)
- 勉強する時間を確保できなくなった
- 感情が薄くなる or なくなる
- 今週,何に怒り,何に笑ったか、即答できますか?
顔がこわばってませんか?
笑った際、頬が引きつって痙攣してません?
やばくなってきたらこういったサインがでます。
生活・考え方を変えなければ,統計的にいずれ潰れます。
こじらせる前に自覚して対策をおすすめします。
あなたの研究の代わりはいくらでもいます。
ただ、あなたの人生は一つです。健康を害したら一生を棒に振ります
②これまでの疲労がドットでるまで
研究室生活から離れて、少なくとも三日間以上はゆっくり休養しましょう。上記のような場合、本当に切羽詰まっているのです。吐き気、風邪、インフルエンザ、口実を作ってでも休むべきであったと強く思います(それができないから、疲労が限界まで蓄積した今があるのですよね...)。ゆっくり湯船に浸かる、休眠をとる、ぼーっと風景をみることで、こわばっていた筋肉は、ゆっくりほぐれて、疲れが溶けていくハズです。私は薬を使って、二週間ほどかかりました。その後、表面上、通常生活できるようになるまで一年間半程度、かかりました。対応が遅くなるほど、復帰までの時間が長引きます。
③冷静に考える
肉体的な疲労が取り除かれてからが勝負です。余裕がでたら、なぜ疲労が蓄積したのか冷静に考えてみてください。研究室で全員があなたのように疲労困憊しているでしょうか。これまで、無事に卒業していった先輩方が大半のハズです。同じ学科、学部の同期はもっと生き生きと人生を謳歌しているはずです。
どうしてそうなったのですか?例えば、研究室の中で、いいように使われていたのではありませんか?
④貴方が強かになるしかない
どんなに過酷な環境にあっても、潰されない、強さが必要です。選択肢として、退学もありかもしれません。しかし、心に留めておくべきは、必ず、同じ問題や似た人間関係に悩む機会があります。
小学校・中学校・高学校・大学とあなたはどのような集団に属していましたか?
部活に全てを捧げる集団、勉強が好きな集団、真面目な集団、801に走る集団、恋に全てを捧げる集団、独りを貫く集団、どの時代でも、似たような集団の中に収まってきたハズです。
従って、これから別の組織に移っても、このままでは、あなたの集団における役割は自然に同じようになります。つまり、周りには、今悩まされている問題を引き起こすような、同類の人間が擦り寄ってきて、同じ道をたどる確率が極めて高いです。
まず、今を生き抜くことが第一です。その上で、余裕があるのであれば、自分の立ち振る舞いを変えなければなりません。
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