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2016年8月25日木曜日

研究室選択にて欝になりかけているあなたへ②

研究室で欝になりかけているあなたへ2


自身をかえる

貴方は、これまでの人生で確立してきた価値観・考え方のおかげでそこにいます。辛い(?)受験勉強を乗り越え、大学に入学して、さらに大小さまざまな選択を行えたのも、あなたの価値観のおかげです。そして無事、大学院生になれたのです。その成功体験は忘れてはいけません。
 一方で、現在の状況を選択したのも、辛いと感じているのも、貴方の価値観が選び出したのです。色々ある研究室から今の研究室を選び、師事するセンセイを決め、人間関係を構築したのも貴方自身です。モラルハラスメントを受けやすいオーラを出しているのはあなたです。


同じ研究室の全ての人間が、あなたのように苦しんでいますか?同様の選択肢があった、同じ学科、学部の同期全てが欝になっていますか?多分、違いますよね。


例えば、自分の時間を搾取されていませんでしたか。貴方は、善良な仮面を被って搾取してくる人間を突っぱねることができますか? いい人で,優しい人で,頼まれたら自分を犠牲にして、頑張らなくていいところまで、余計に頑張ってしまう人ではないですか。
自分を納得させて、自分の時間を犠牲にして、相手や研究室のため働いて、働かされて,利用されて,虐められて,心身ともに消耗しているのではありませんか。帰宅すべきラインを見極めずに、誰かの顔色をみて実験していたのではないですか?

逆に、放置系のハラスメントが噂されていた研究室に、ある学生が配属された瞬間、先生主体で勉強会が始まり、一年後には風評は一変し、大人気な研究室にかわりました。あなたに、コミニュケーション能力のキャパシティーがないだけなのです。

どんな優良研究室、企業に入っても、あなたの対人能力を上げなければ同じです。

⑥やられたらやり返せる、心の強さはありますか?


善良なだけでは研究室生活・ひいては社会を生き延びていくことはできません。一度,甘い顔をすれば、誰かの顔を伺い始めれば、狡い人間にどんどん利用される。反撃できる度胸・胆力がなければ,相手の要求はどんどん大きくなっていきます。雑用を頼まれる人間と、美味しい部分だけ持っていく人間は固定化されているでしょう。

絶対に反撃されない安全圏・安全な獲物を見極めて,ぎりぎりまで搾取してくる人、集団があるんです。自分を守ることを忘れてはいけません。

現実では間違っても言えませんが、極論、社会には法律以外に決まったルールなんてないんです。『法律を犯したことを証明されて始めて処罰される』それ以外OKとくらい割切っているヒトも社会にはいるのです。そこまでの人があなたの周囲にいるかはさておき、例えば集団を維持するための、一つ一つは小さなルールや作業を全て放棄しても、それを排除せず認めてしまうような集団では、誰かが大きく犠牲になって割を食わざるえないのです。
こうした前提で、成果を最大化するためのマネージメントをするんです。我の強い奴が口と根回しで多数派を作り利益を持っていくんです。それに安易に妥協して従っている時点で、詰みです。筋を貫き通す為には、相応の覚悟と自分を守るための闘いに勝つ必要があります。
そこで、押し切られるような貧弱な甘い人間は、公の場で証言できる度胸もないし、仮に訴えても信用に足るような証言なんてできっこない。筋を通したかったら、強くなる以外に方法はありません。
極論を出せば、戦時中という特殊な空間で、空腹に襲われれば、『人として守るべきもの』を貫き餓死を選んだ人もいる中で、隣の人を食べてでも生き残ったヒトもいるのです。特殊な空間になければ、全て優しいひとであった筈なのです。
ただでさえ劣悪な研究室生活を送る中で、自分の意思をしっかり伝えられない、お人好しがいたらどうなるでしょうか?病んだ集団は自分の利益、将来の安寧を確保するために、喜んで足蹴にして犠牲にするようなひとがいても、それは本質的に責められる話ではないです。そもそも、イケニエになるような甘さ、弱さがあるあなたのやさしさに、問題があります。

強かに生きていますか?

2016年8月23日火曜日

研究室選択で欝になりかかっている貴方へ①


このブログに訪れた、研究室生活で長年、苦悩を抱え、苦しみ、なんとかしてその状況から抜け出したい、と切実に願っている方々のヒントになればと思います。恥を偲んで、大学で欝にならない、なったら改善のきっかけになった思考法を記します。

(※あくまで一個人の経験に基づく見解に過ぎません。)






 まずは十分に寝て、落ち着く

まず、睡眠時間と休息を十分に取りましょう。まずはそこからです。不思議なことに、切羽詰って疲れれば疲れるほど、睡眠は浅く短くなります。もともと過酷な研究室生活で、中長期に渡って数時間の睡眠時間で頑張っていたのではありませんか。その上で、首や肩の強張りや凝り、寝つきが悪くなり、起床予定時間前に目覚めでしまう。ときには、就寝できず1日徹夜すると却って次の日調子がよくなる。こうした兆候は過労の初期症状でした。手遅れになる前に医者に行って、書状に合わせて薬をいただくなど相談してください。


 以下のような症状が出ていたら、まず休むべきです


  • 平日と休日の睡眠時間の差が2時間以上(睡眠の負債)
  • 朝,遅刻しそうになる・若しくは遅刻する 
  • 実験していないと落ち着かない・テンション上がる
  • 固有名称が出てこなくなる(記憶力と思考力が低下する)
  • 勉強する時間を確保できなくなった
  • 感情が薄くなる or なくなる
  • 今週,何に怒り,何に笑ったか、即答できますか?

     顔がこわばってませんか?
     笑った際、頬が引きつって痙攣してません?
  やばくなってきたらこういったサインがでます。
 生活・考え方を変えなければ,統計的にいずれ潰れます。
 こじらせる前に自覚して対策をおすすめします。
 あなたの研究の代わりはいくらでもいます。
ただ、あなたの人生は一つです。健康を害したら一生を棒に振ります


これまでの疲労がドットでるまで

研究室生活から離れて、少なくとも三日間以上はゆっくり休養しましょう。上記のような場合、本当に切羽詰まっているのです。吐き気、風邪、インフルエンザ、口実を作ってでも休むべきであったと強く思います(それができないから、疲労が限界まで蓄積した今があるのですよね...)。ゆっくり湯船に浸かる、休眠をとる、ぼーっと風景をみることで、こわばっていた筋肉は、ゆっくりほぐれて、疲れが溶けていくハズです。私は薬を使って、二週間ほどかかりました。その後、表面上、通常生活できるようになるまで一年間半程度、かかりました。対応が遅くなるほど、復帰までの時間が長引きます。

冷静に考える


肉体的な疲労が取り除かれてからが勝負です。余裕がでたら、なぜ疲労が蓄積したのか冷静に考えてみてください。研究室で全員があなたのように疲労困憊しているでしょうか。これまで、無事に卒業していった先輩方が大半のハズです。同じ学科、学部の同期はもっと生き生きと人生を謳歌しているはずです。
どうしてそうなったのですか?例えば、研究室の中で、いいように使われていたのではありませんか?

④貴方が強かになるしかない

どんなに過酷な環境にあっても、潰されない、強さが必要です。選択肢として、退学もありかもしれません。しかし、心に留めておくべきは、必ず、同じ問題や似た人間関係に悩む機会があります。
 小学校・中学校・高学校・大学とあなたはどのような集団に属していましたか?
部活に全てを捧げる集団、勉強が好きな集団、真面目な集団、801に走る集団、恋に全てを捧げる集団、独りを貫く集団、どの時代でも、似たような集団の中に収まってきたハズです。
従って、これから別の組織に移っても、このままでは、あなたの集団における役割は自然に同じようになります。つまり、周りには、今悩まされている問題を引き起こすような、同類の人間が擦り寄ってきて、同じ道をたどる確率が極めて高いです。
まず、今を生き抜くことが第一です。その上で、余裕があるのであれば、自分の立ち振る舞いを変えなければなりません。